未分類

スバル車リコール|香料問題について~ついに機械にも香害~

皆さん「またリコール!?」と、驚くというよりも呆れたような感情を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、今回注目するべきは、その規模の大きさだけではなく理由にあると感じました。

不具合が見つかり、リコールの届け出を出すこと自体は本来は悪いことではありません。むしろ、消費者の安全のために責任を全うしようとする姿勢でもあると思います。
国土交通省:リコールの届出について、SUBARUインプレッサ他(平成31年2月28日)
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003283.html

疑問の多いリコールでしたし、これはSUBARUに限らず、さらに自動車業界だけの問題でもなく、日常にある全ての電化製品・電気機器などにも生じ得ることではないかと感じ、調べてみようと思いました。 “スバル車リコール|香料問題について~ついに機械にも香害~” の続きを読む

介護, 医療, 老後, 豊かに老いる

誤嚥性肺炎|食事を食べたがる患者~「とりあえず禁食」から看取り問題としても考える~

誤嚥性肺炎という診断をされると、まず治療方針として示されるのは「絶食」でした。以前は、昔からの慣習のようなものが引き継がれてきた部分が多くありますが、ここ数年で考え方が大きく変わりつつあります。

まだ、昔からの治療方針に固執してしまい、絶食療法が絶対!として頑なに閉ざしてしまう医療者や、病院方針として責任や業務の煩雑化という課題など複雑な問題も絡むため、大きく変わることは難しいかと思われます。

ただし、禁食期間が短ければ短い程その後の予後が良い(回復の見込みが高い)という認識は、その経験から誰しも感じている部分でもあるんです。(だた、経験の少ないこと、自信のないことは、積極的に方針を劇的に変えるということは難しいですよね。人の命に係わる問題なので…)

高齢化が進み、ここ最近で看取りの話もよく取り上げられるようになってきており、とくに高齢肺炎は避けては通れないものなので議論も活発です。 “誤嚥性肺炎|食事を食べたがる患者~「とりあえず禁食」から看取り問題としても考える~” の続きを読む

心身ともに健康に, 未分類

屋内・身の回りのVOC(揮発性有機化合物)|Apple製品にも検出センサーを搭載か

Appleは、2019年1月、iPhone・iPad・Apple watchといった製品で毒ガスを検出する内臓センサーに関する特許を取得したとあり、Apple関連ニュースに敏感な方たちに取り上げられました。
特許を取得したセンサーは、「オゾン(O3)・二酸化窒素(NO2)・一酸化窒素(NO)・一酸化炭素(CO)・二酸化硫黄(SO2)・メタン(CH4)・揮発性有機化合物(VOC)のうち少なくとも1つを含むガス」の検出が可能だそうです。

ここ最近、Appleはヘルスケア分野に非常に力をいれていますが、なぜ?毒ガス?…とヘルスケアとの関連性について気になった方も多いのではないでしょうか?

特に、揮発性有機化合物(VOC)は、まだ日本ではあまり浸透していない大気汚染指標の1つです。日本では未だに、PM2.5すら中国大陸が原因だと偏ったイメージが根強くあるので、VOCにまで行き届きませんし、日本のVOC規制の対象となる成分も少なく、合計の総VOC(TVOC)は目安のみであり厳しく規制されているのもではありません。
オゾン(O3)についても、「環境によさそう」「健康によさそう」…というイメージを持たれている方もいらっしゃいます。

ここ数年、やっとPM2.5などについて意識する方々も増えてきました。今回は〝身の回りのVOC〟の話から、いままで日本はいかに大気汚染に無頓着だったか、日本の空気清浄機の機能も世界とかけ離れ方向性を見失いつつあることを改めて考えていきたいと思います。 “屋内・身の回りのVOC(揮発性有機化合物)|Apple製品にも検出センサーを搭載か” の続きを読む

心身ともに健康に, 未分類

赤ちゃん用○○|雑誌の企業タイアップ広告から考えるベビー・マタニティービジネス

「お子様づれOK」「離乳食メニューあり」のお店や、マタニティー専門のヨガスタジオ、アロマやマッサージ、珈琲・紅茶メニューなどなど、お子様連れに優しいサービスも一般的になりつつあります。これからも、女性やお子様の居心地のよい空間というニーズが求められていくと思いますし、ファミリー層に満足してもらえるサービスを考えることが企業の成功にもつながる時代になったのだと思います。

消費者が求めるニーズと企業の利益がうまくマッチした理想のカタチではないでしょうか。

しかし一方で、ここ最近『べビー専用商品』や『マタニティー御用達』などと、ターゲット戦略が激化しすぎていると感じます。商品にあふれた豊かな時代だからこそ選ぶ側も迷ってしまうのだと思いますが、行き過ぎたターゲッティングの細分化で不必要な商品ジャンルまで沸いて出てきている始末です。

今回は、とある雑誌の企画で、ベビー・マタニティー特化型の市場が様変わりしたな…と感じることがありましたので綴られて頂こうと思います。本題に入るまでの前置きを含めると、長くなるかもしれませんが、昨今の企業広告の変化についても触れる必要もあると感じましたので、ご容赦ください。 “赤ちゃん用○○|雑誌の企業タイアップ広告から考えるベビー・マタニティービジネス” の続きを読む

心身ともに健康に, 未分類

花粉症の増加・悪化は大気汚染が原因|PM2.5やVOC、NOX、SOX

PM都心に引っ越したら、自身の花粉症が悪化した…そんなことも「都会人デビューだね」とネタのように言われたり、都心に行けば皆んな花粉症になるとネタのように軽く考えられてきた問題ですが、最近の研究で花粉症についても大気汚染がアレルギーを引き起こす原因になっていると分かってきました。

なぜか、メディアでは、戦後に植林されたスギの木に問題があるとしか触れません…。
たしかに、樹齢30年を超えたスギはたくさんの花粉を毎年ばら撒くようになります。しかし、花粉の少ない種類のスギに植え替えてくしか方法はないとする解説も、そんな数年~数十年で植え替えられるものではない…などと意味ありげに余韻を残し今後の課題を提起するカタチで締めくくろうとする説明も薄っぺらいな、と感じます。

いまや、花粉症はスギだけではないですし、地域が違えば花粉も異なってもきます。1年を通して考えても、スギ花粉だけでなく、ヒノキイネ科シラカバブタクサなどなど、他にも様々りますよね。
他の種類の花粉も増えているということなのでしょうか?
もし仮にスギ花粉の飛散量を減らせたら、この問題はなくなるんでしょうか? “花粉症の増加・悪化は大気汚染が原因|PM2.5やVOC、NOX、SOX” の続きを読む

心身ともに健康に, 未分類

花粉症対策で大切なこと|いまさらだけど、商品を買う前に知っておくべきこと!

若干、春らしい陽気を感じ始めた頃、盛んに広告合戦が繰り広げられるのが〝花粉症対策関連商品〟です。その宣伝には、薬機法(旧・薬事法)違反スレスレのグレーな表現が巧みに使われていて違和感を覚えますが、消費者に良いイメージを持たせることが宣伝広告の本来の目的なので当然のことと言えば当然なんですよね。

商品の規制が曖昧な「雑貨品」であるからこそ起こりうる問題なのですが、花粉症でつらい症状になやんでいる方の藁をもすがる想いを逆手にとった販売手法が過熱しすぎではないかと感じます。
その宣伝は企業のCMだけではありません。企業の宣伝に乗せられて、どうにか商品を売ろうと作られたサイばかりですし、どのサイトでも同じようなことを言い、同じような商品をすすめているように思います。

たかが「雑貨品」で、正解かなんてありませんし、商品のレビューをいくら見ても、主観的なことしか分かりません。当然のことながら、「コレが劇的に効く!」という商品どころか、イマイチ微妙なレビューばかりで溢れています。

だからこそ基本に立ち返って、改めて対策し直してみる必要があるのではないでしょうか。 “花粉症対策で大切なこと|いまさらだけど、商品を買う前に知っておくべきこと!” の続きを読む

医療, 心身ともに健康に, 未分類

洗濯洗剤とアトピー性皮膚炎|皮膚のバリア機能を壊す

ずっと以前より、洗剤柔軟剤リンスボディーソープなどの合成洗剤は肌に良くないのでは…という議論が繰り返されてきました。洗浄に使用することのメリットもあれば一部でデメリットもあるのは、どんな商品であっても当然あり得ることです。
ただ、合成洗剤の出現、そして普及によって時代とともにアレルギー疾患の分野も複雑化してきたという見解もあり、そのため様々が研究が成されきたというのも事実です。

洗髪の仕上げに使うリンスについては、〝地肌に付けないように、水で流す際には肩などの肌に付かないように〟と周りの大人から教わったことがある人も多いのではないでしょうか。リンスと同じく、衣類の柔軟仕上げ剤の主成分も陽イオン界面活性剤で、〝肌の弱い方や、ましてや赤ちゃんには使ってはいけない〟と長年言われて参りました。

そう言われてみれば、そんな記憶あるかもしれない…と思った方も、そんなこと全然聞いたことないんだけど…という方も、せっかく興味を持ってこちらのページのご覧頂いたのも何かのご縁です。少し身の回りの合成界面活性剤について見返して頂くきっかけになればと思います。 “洗濯洗剤とアトピー性皮膚炎|皮膚のバリア機能を壊す” の続きを読む

未分類, 美容

ソーダストリームの機種の違いを比較|自分が使いやすいものを選びたい!

ソーダストリームには、ミニ版や限定カラー版も含めると非常にたくさんの種類があり、どう選べばいいのか分かりづらいな…と思いました。ガスシリンダーは共通ですし、最初はスターターセットとして販売されていているので、そちらを購入すればすぐに使えるというメリットがありますが、まずは最初に機種選びで迷ってしまいます。

大手の家電量販店のように、メーカーの方が説明してくれることもないので困ります。

当方は非常にラッキーなことに、他の家電メーカーS社キッチン家電担当の勉強熱心な方に教えてもらう事が出来ましたので、その機種ごとの大きな違いを整理しておきたいと思います。

2019年1月時点で店頭に並んでいるのは、大きく分けて4機種(ミニ版を除く)。
Genisis、②Spirit、③Source、④Source Power(定価の安い順)、それぞれの機種ごとに少しずつアップグレードされた最新モデルが登場しているというイメージです。
Jetは公式ページでの商品紹介はなくなりました。 “ソーダストリームの機種の違いを比較|自分が使いやすいものを選びたい!” の続きを読む

医療, 心身ともに健康に

ノロパンチ?ノロアウト?アルコール消毒剤の効果は?|ノンエンベロープウイルスに対してどう使うか

「ノロ〇〇〇」という商品名で店頭に並んでいるアルコール消毒スプレーを目にすると、本当にノロウイルスに効果はあるの?と疑問に思う方も少なくないでしょう。

お子様の学校でノロウイルスが流行っている時期や、または、実際ご家族がノロウイルス感染症にかかって消化器症状が出てしまった場合とても気になる商品だと思います。日常的なノロウイルス予防に使うのか、あるいは感染者の吐しゃ物・排泄物の対処に使うのか、判断に困ります。

一般的には、ご家庭などでのノロウイルス対策には次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤が用いられるのが常識とされていますが、塩素系ならば全ての消毒剤に十分な効果があるわけではなく、次亜塩素酸水や亜塩素酸水、亜塩素酸ナトリウム(二酸化塩素)など様々な商品が『除菌』という定義の曖昧なものとしてに売られるようになってきました。

今回は、アルコール消毒剤のノンエンベロープウイルスに対する効果はどうなのか、そしてその有効な使い方について調べてみようと思いました。
厚生労働省が、次亜塩素酸ナトリウムを推奨している点も含めて、賢く使い分けできるようにしたいですね。 “ノロパンチ?ノロアウト?アルコール消毒剤の効果は?|ノンエンベロープウイルスに対してどう使うか” の続きを読む

介護, 豊かに老いる

【介護】エアーマット導入にあたっての注意点~転倒・介護者側の負担について~

理学療法士やケアマネージャーのすすめで、床ずれ対策に「エアーマットレス」変更の提案がありました。介護保険のきく範囲で提案頂いたことですし、プロが言うことだから…という事で、家族が介護用ベッドのマットレスを変更してしまった話をしようと思います。

結論から先に述べますと、被介護者は転倒、臀部を強打。その後、スタッフ間の責任のなすり付け合いの末、家族の不注意による事故として始末されました。

理学療法士であっても、実際の普段の暮らしや被介護者ご本人の全ての状態を把握している訳ではなく、自室で普段どのように過ごしているかまでは分からないことの方が多いかと思います。また、理学療法士にも専門があり、特に高齢者介護の知識と経験が豊富かどうかなど判断できません。
ケアマネージャーについても、言うまでもなく。前職「看護師」から転身するかたも多いケアマネですが、実際は自宅で家族の介護をした経験のある方は少数で、高齢者介護や療養病棟の経験のない方もいらっしゃいます。それぞれに得手・不得手がありますし、家族の手に負えなくなったら施設に入れてしまう…というのが大きな流れである以上、要介護者の生活状況の推移を最後まで見届けたことのある方は少ないのかもしれません。

ただ単に、要介護度があがったから、あるいは寝返りが難しくなったからという理由で、当事者の介護にエアーマットを安易に取り入れていいものでは無いと考えます。
何となく便利そう…というイメージで導入する前に、本当に今の介護状態で必要なのか考えてみましょう。被介護者の状態によっては、目を離すことができない介護ベット生活となる可能性もあります。 “【介護】エアーマット導入にあたっての注意点~転倒・介護者側の負担について~” の続きを読む