介護, 医療, 老後, 豊かに老いる

誤嚥性肺炎|食事を食べたがる患者~「とりあえず禁食」から看取り問題としても考える~

誤嚥性肺炎という診断をされると、まず治療方針として示されるのは「絶食」でした。以前は、昔からの慣習のようなものが引き継がれてきた部分が多くありますが、ここ数年で考え方が大きく変わりつつあります。

まだ、昔からの治療方針に固執してしまい、絶食療法が絶対!として頑なに閉ざしてしまう医療者や、病院方針として責任や業務の煩雑化という課題など複雑な問題も絡むため、大きく変わることは難しいかと思われます。

ただし、禁食期間が短ければ短い程その後の予後が良い(回復の見込みが高い)という認識は、その経験から誰しも感じている部分でもあるんです。(だた、経験の少ないこと、自信のないことは、積極的に方針を劇的に変えるということは難しいですよね。人の命に係わる問題なので…)

高齢化が進み、ここ最近で看取りの話もよく取り上げられるようになってきており、とくに高齢肺炎は避けては通れないものなので議論も活発です。 “誤嚥性肺炎|食事を食べたがる患者~「とりあえず禁食」から看取り問題としても考える~” の続きを読む

介護, 税金, 老後, 豊かに老いる

障害者手帳を持ってなくても介護で障害者控除の対象に!!|介護保険|確定申告|税金|

障害者手帳を持っていない方でも、介護認定を受けていれば障害者控除を受けられる可能性があります。

障害者控除の対象となれば、所得税個人住民税も減額となる可能性があります。前回の介護認定調査などの情報から総合的に対象判断されますので、ぜひ各役所にお問い合わせください。

確定申告の際に「障害者控除対象者認定書」を提出する必要があるので、ご確認ください。

まず、所得税の控除(所得控除)について、国税庁ホームページ【障害者控除】☜に詳しく記載があります。 https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1160.htm

また、各自治体ホームページにも各税の控除について書かれています。本人またはその控除対象配偶者・扶養親族が障害者の場合は、障害者控除が受けられ「所得税」「個人住民税」が軽減されます。 “障害者手帳を持ってなくても介護で障害者控除の対象に!!|介護保険|確定申告|税金|” の続きを読む

介護, 税金, 老後, 豊かに老いる

「おむつ使用証明書」で確定申告!!写真つきで紹介|医療費控除|税金|障害者控除|

おむつ補助や助成金が自治体から支給されることは、多くの方もご存知かもしれません。自治体によりけり、助成対象となる保険段階や金額なども異なるので役所に確認しましょう。(各市町村ごと自治体による)

また今回は、「おむつ使用証明書」をご存知なく全くもって非協力的なケアマネージャーに遭遇したことを思い出しましたので、今後の介護者家族のためにまとめたいと思います。

「おむつ使用証明書」とは

紙おむつ・失禁用尿取りパッドの購入費用を医療費として医療費控除の対象と証明するためのものです。おおむね6ヶ月以上にわたり寝たきりの状態で、医師がおむつを使う必要があると認めた場合に発行してもらえます。

医療費として計上するには必ず領収書が必要となり、この「おむつ使用証明書」を添付しなければなりません。また、お尻拭きペーパー、手袋などの備品は対象となりますのでご注意ください。

医療控除の対象になる介護用おむつには、『医療費控除対象商品』と分記載のある商品が多いので、お店の従業員の方に確認してみると良いでしょう。

過去に遡って証明書を発行してくれる場合もありますので、主治医に確認しましょう。 “「おむつ使用証明書」で確定申告!!写真つきで紹介|医療費控除|税金|障害者控除|” の続きを読む

介護, 税金, 老後, 豊かに老いる

介護サービスの医療費控除も簡単に計算!!|確定申告|介護保険|

ご家族の介護は、医療費・介護費など思った以上に家計を圧迫します。医療費控除に介護サービス費も対象になることは、だいぶ知られつつありますが…しかし、いざ申請しようとしても複雑で挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。

挫折しがちな事例を挙げつつ、順を追って紹介していきます。

基本を抑えれば作業もすく慣れますし、国税庁の医療費控除ホームページも内容もある程度理解できるようになります。
尚、平成29年分の確定申告から、医療費控除の明細書が必要となりました。

国税庁:重要なお知らせ【医療控除が変わります】については、こちら☜☜☜。

領収書の提出も不要となりましたが、結局5年保管しなければなりませんし、計算には領収書の医療費控除額が必要な場合もあります。医療費通知の発送が遅れ、昨年12月分の通知も3〜4ヶ月後となる事も多いです。

また、医療機関の窓口支払いは五捨五超入し10円単位になっていますが、医療費通知では1円単位の記載になっている場合もあります。

平成31年分までの確定申告については、医療費の領収書の添付または提示によることもできます…としていますので、ここでは領収書を見ながら進めていきます。 “介護サービスの医療費控除も簡単に計算!!|確定申告|介護保険|” の続きを読む

介護, 心身ともに健康に, 終活は何度でもやり直せる, 老後, 豊かに老いる

お祓いで家内安全と長寿祝いをしてもらおう|無病息災|氷川神社|賀寿|縁結び|

縁結びや子宝神社で有名になりましたが、家族を守る神社として参拝者にとても人気の川越氷川神社です。

戌の日には、非常に多くの参拝者で混み合い、

縁結び玉を求めて全国から女性が集まるパワースポットともなっています。

 

ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトが主祭神に祀られています。非常に強い力で家族を守ってくれるとして、厄除けに氷川神社を訪れる人も多 “お祓いで家内安全と長寿祝いをしてもらおう|無病息災|氷川神社|賀寿|縁結び|” の続きを読む

終活は何度でもやり直せる, 老後, 豊かに老いる

長寿祝い年を節目に最後の年賀状にしました|終活|年賀状|賀寿

どんなタイミングで年賀状を最後にしようか…なんて、最近よく耳にしますので、

我が家の話を少しご紹介致します。

まず、

おめでたい新年の、年に1度の年賀状で、病気や高齢などの文言に触れることは、決して認めたくない祖父。

新年を祝うおめでたい正月に、負を連想させるようなことは避けるべきだ!!…という強い意思がありました。

そこで、

彼の賀寿祝いを節目にしようと声をかけてみました。 “長寿祝い年を節目に最後の年賀状にしました|終活|年賀状|賀寿” の続きを読む

終活は何度でもやり直せる, 老後, 豊かに老いる

高齢のため最後の年賀状とさせていただきます|終活|介護|病気

最近メディアでも「終活」「エンディング」…等をテーマとした特集を見ることが多くなって参りました。
私の祖父も、歳を重ねるごとに年々、年賀状を送る体力と気力に波が出てくるようになりました。

そして、

ここ4〜5年は、体調の良い時だけ年賀状を送っている状況です。

年賀状に対する世代間ギャップ

そもそも年賀状とは、新年のご挨拶に会いに行けない遠方の方に、その代わりとして送る書面です。

そして年に1度、相手のことに想いを馳せ、お互いに感謝の意を伝えあう、昔からの習慣なのです。

 

きっと年賀状のやりとりを何十年もの長い間続いている仲間もいることでしょう。

例えば、学校を卒業した後も、定年退職した後も、何十年も続けてきたのだろうと思います。

言わば、大切にしてきた当人の歴史といっても過言ではないのです。 “高齢のため最後の年賀状とさせていただきます|終活|介護|病気” の続きを読む