どんなタイミングで年賀状を最後にしようか…なんて、最近よく耳にしますので、
我が家の話を少しご紹介致します。
おめでたい新年の、年に1度の年賀状で、病気や高齢などの文言に触れることは、決して認めたくない祖父。
新年を祝うおめでたい正月に、負を連想させるようなことは避けるべきだ!!…という強い意思がありました。
そこで、
彼の賀寿祝いを節目にしようと声をかけてみました。
新年を祝う日に、長寿祝いを節目とし、完全隠居宣言をしよう!!という提案です。
体の自由も利かなくなりつつあるので正直なところ年賀状を用意する体力・気力も波が出てきてる。
急に年賀状を出さなくなれば相手も心配するし、何より失礼だ、と気にしていました。
これには頑固な彼も全面同意。
最終チェックをし、本人より合格がでた年賀状がこちらです。
※1:実年齢が分かるように、生まれた年も記載いたしました
また、紀寿が正式だとするところもありますが、相手に一目で100歳と分かるよう『百寿』と致しました
※2:本来であれば『温かい』とするところですが、人の温もりと、迎春を祝う季節柄にて『暖かい』とすることで、お相手に〝日の当たる年になるように〟との願いも込めたようです。
※3:気の利いた一言か、あるいは、名前は自書で書けたら良いですね。
本人は非常に気に入ったようで、「賀正に賀寿にて最後の挨拶ができた!!」と喜んでいました。
たしかに、
「新年も長寿もおめでとうございます」という旨の返信を何通か頂きました。
今年限りの挨拶としつつも、お相手に「おめでとう」と言わせる、エンディングとして立派だなと感心しました。
では、
参考までに、次の文面をお使いくださいませ。
文章をコピーしてお使い頂けます。
尚、大正生まれの方はなかなかいらっしゃらないと思いますので、『昭和』でご用意していたします。
昭和◯年生、◯◯を迎えることができました。
ひとえに皆様の温かいご支援のおかげと、心より御礼申し上げます。
この節目の年に誠に勝手ながら、年頭のご挨拶を今年限りとさせて頂くことに致しました。
来年も、その先もずっと、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げております。
年賀状に電話番号を書いておくと、ご挨拶にお電話頂くことが度々あります。
携帯番号や、メールアドレスを記載しておくと、別の形でお返事を頂けるかもしれませんね。
余談ですが、
もともとPCに入っていた年賀状ソフトを使い、コンビニのマルチコピー機ですぐ作成することができます。
ご高齢の場合、もしもの時が急にやってくる事もありますが、
今時はコンビニで即日、はがきプリントもできるので、
突然、年賀状を書く気分になった時でもすぐ用意できます。
また、
新年の干支に合わせて新しい絵柄データを購入しなくても、
年賀状の販売シーズンの郵便局には、年賀状用スタンプやインクがたくさん置いてあります。
1人でも多くの人に年賀状を手軽に書いてもらえるよう、郵便局の方々の配慮でしょうね。
■■■詳しく、最後の年賀状に至る経緯も含めて書いたものがこちら☜