心身ともに健康に, 手作りにこだわってみる, 美容

意外と簡単だった!!ゆず化粧水を作ろう|写真で分かりやすく紹介

LINEで送る
Pocket

自分たげのオリジナル化粧水を作ってみたい、そう思ったことある人は多いと思います。

市販のものは、香りがキツイ…

何が入ってるのか分からないけど、少し違うだけで何千円も高くなる…

防腐剤とか少し気になるけど、ある程度は仕方ないと思ってる…

いろいろと気になることはありますが、意外と簡単で、ある程度のカウンセリング化粧品を買うより安く作れるので試しに作ってみませんか?

洗顔後の真っさらな吸収力バツグンの肌に、無添加のオリジナル化粧水をつけると、贅沢な感じがします。なにより、防腐剤などを気にせず使えますよ。

無農薬の柚子を見つけたら即買い!!

我が家では、毎年冬に収穫できます。形は悪いですが、悪しからず。

完全放置なので無農薬です。

時々、まだ青いままの柚子が売りに出されているのを見かけますが、化粧水を作る場合には黄色く完熟した柚子を買うようにしてください。

柚子皮や果汁は食べれますので、その残りの種を利用すれば、柚子まるごと余す事なく使えます。



柚子の種からペクチンを抽出しよう!!

取り除いた種は、ザザッと水洗いしましょう。水洗いなら、美肌有効成分ペクチンまで洗い流してしまうことはありません。

種意外の皮などが入らないように注意しましょう。柑橘類の皮にはソラレンが含まれ、光毒性があり紫外線の吸収が増大するので、使用後に日光に当たらないよう注意しなければなりません。

一方、種にはソラレンは含まれないので、お出かけ前の朝に使っても大丈夫です。

種の量も大雑把構いません。種がしっかりアルコール分にさえ浸かっていれば、カビることもないでしょう。さらに空気に触れないよう瓶いっぱいにアルコール分を充填すれば、より安心とする作り方もあります。

種が余るようなら乾燥させても保存できますが、乾燥の過程でカビてしまうことも多いため冷凍保存がオススメです。1回分に小分けにし、袋に入れて冷凍庫に入れて保管しましょう。

 

種を洗ったらよく水を切り、アルコールに浸けます。

アルコールは焼酎でも良いですが、日本酒(純米酒)がオススメです。日本酒にはアミノ酸などの美肌成分がたっぷり入っていますし、米麹の保湿パワーも最近注目されています。また、お酒が飲めない人でも料理に使えるので無駄になりません。一般にはアルコール度数15度程度のものが多く売られていますので、手に入る日本酒で十分です。

また、精製水を使った作り方もありますが、アルコールがないと抽出されるペクチンは少なく、なにより雑菌が繁殖しやすく扱いが難しいです。アルコール刺激が気になる方は、肌に付ける前にアルコール分を飛ばすなどして使いましょう。

清潔なガラス瓶に種と日本酒を入れ、しっかりと蓋をして暗所で1週間以上寝かせます。時々ガラス瓶を振り、中身を混ぜるようにしましょう。基本的に室温で構いませんが、夏場の暑い時期は涼しいところか冷蔵庫に保管しましょう。




樹脂製プラスチックボトルは、アルコール類は不可な素材もあるので避けましょう。アルコールが入っているPETボトルもあるので使って大丈夫だと考えることもできますが、その場合アルコール20度以上は念のため避けましょう。長期間アルコール度数の高いものを充填させておくのは心配です。一方、ガラス瓶なら煮沸消毒、アルコール消毒も可能です。

1週間で十分トロリとした状態になります。さらに2〜3週間すると、ドロっとしたゲル状になります。ゲル化粧品好きの方は、ペクチン抽出液にじっくり時間をかけてみてください。また、時間が経つと少しずつアルコールも飛び、刺激も少なくなります。

ペクチン抽出液が完成したら、濾して種と分けましょう。

漏斗の代わりに、ペットボトルを切って簡易漏斗を作り、コーヒーフィルターやガーゼ、三角コーナーのネットなどを使って濾過しました。

日本酒で洗浄したりしてから使えば、身近にある手頃な道具で十分済ませられます。

コーヒーフィルターの場合、漏斗を用意しなくても濾すことも可能です。しかし、粘度の高い液体でコーヒーフィルターを使用すると、目詰まりを起こしやすいです。何度かフィルターを新しく交換して濾しましょう。

衛生上の心配がある方は、傷口などに使う滅菌済みガーゼを用意すれば心配ないかと思います。

濾したのち、また種に日本酒をいれて暗所に保管すれば、さらに2~3回使えます。

私の場合は、この作業を月に1回やっています。月に1度の作業で、あとは抽出のために保管しておくだけなので、特に大変だと感じる事はありません。

さらにペクチン抽出液は、アルコールを飛ばさず原液のまま密閉して冷蔵庫で保存すれば、2~3ヵ月使うことができます。化粧水として使いたい時に、お好みでアルコールを飛ばして使えばよいのです。

ここまでペクチン抽出液の作り方を紹介してきました。この原液を使って、お好みに合わせてオリジナル化粧水を楽しみましょう。

柚子ペクチン抽出原液を使って化粧水をつくろう!!

抽出までできれば、あとはお好みで濃度を調節して化粧水の出来上がりです。

調節は精製水でも良いですが、多少の塩素を含む水道水の方が保存には向いています。普段から水道水で入浴したり、洗顔してる方が多いと思うので、あまり気にすることもないですね。水道水で肌トラブルの心配のある方は精製水を選びましょう。

お好きなフローラルウォーターを使えば、さらに自分好みの化粧水になります。

肌がつっぱる感じがする方は、さらに薄めて使ったり、アルコールを飛ばしてみましょう。

アルコールを飛ばす方法は湯煎がオススメです。耐熱容器に必要分だけ移し、容器ごと湯沸しポットなどで湯煎する方が過熱しすぎることもありません。ただし、電子レンジ加熱の是非は個人の判断で行ってください。

また、アルコールを飛ばした化粧水は冷蔵庫保存でも3~4日しか持たないので注意しましょう。

手作り化粧水として1番よく使われているグリセリンも、お好みで入れてみても良いですね。

グリセリンは15%以上の濃度ですと、保湿効果どころか肌の水分を奪ってしまい乾燥気味になります。通常グリセリン化粧水を作ってる方も10%は超えないようにしている方も多いので、初めは5%程度やもっと薄めで試してからにしましょう。




参考までに、スポイトの手持ちがない場合、グリセリン1mLは約18滴分。ただし、製品によって比重や粘度が異なる場合もあるかもしれませんので、販売元に確認してみてください。

他にも、オリジナル化粧水を作れるように、ヒアルロン酸、プラセンタ、ビタミンCなども手軽に購入できるようになりましたね。粉末でも売られるようになり、クエン酸や尿素も好みで調節してオリジナル化粧水を作れます。

ホホバオイルやアルガンオイル、スクワラン、化粧用オリーブオイルなども加えれば、さらに保湿力が上がります。有効成分が少し増えるだけで(大した量は入っていない…)、かなり高級な化粧品扱いになりますが、自分で作れば値段も手頃で思い切った量を贅沢に使えますね。

最後に、アロマオイルを加えたいと考えている方は、光毒性にご注意ください。ベルガモット、レモン、グレープフルーツの精油は紫外線のあたる可能性がある場合使用は控えましょう。極低濃度に希釈すれば大丈夫だとするデータもありますが、正確に濃度を計算あるいは測定するのは難しいですよね。

また、100円均一などで低価格で売っている商品は、残念ながら人工香料が含まれます。日本で精油は雑貨品扱いなので規制がなく、有機溶剤など残存してるような粗悪品も売られています。健康のため、肌のための使用にはおすすめできません。せっかくの無添加の手作り化粧品ですので、良質な天然アロマオイルを選ぶようにしましょう。

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です