先日、大手航空会社の旅客機に搭乗。そこで、有無を言わさず喜ばれることが当然とばかりに差しだされるアロマおしぼり。
所詮、日本の「おもてなし」のレベルはこの程度で、何ら思慮もなく軽率なサービスを強要されなければならないのか、と違和感を覚えました。
大手企業ともあろうものが、今流行りの〝香りビジネス〟の口車に乗せられ、情けないとは思わないのでしょうか。
なぜ、わざわざ食事の際に合成香料を嗅がされなければならないのか?食事やドリンクを楽しむ時間に、無駄で余計なサービスだと考えも及ばないのでしょうか?
ドリンクも楽しみに、また、機内食も事前予約されたりする方も中にはいらっしゃいます。正直に言っても、控えめに言っても、香料のサービスは邪魔です。
ラウンジには、以前から香りによる空間演出サービスがありましたが、不快に思うのであれば〝行かない〟選択肢を選ぶことができます。当然のように、飲食店であればお断りすることも、店を変更することも可能です。
しかし、高気密な機体の中では、当人がお断りをしたとしても周囲の香りを感じなければならず、すなわち選択権はないサービスを強いられることとなります。 “アロマおしぼり、不快と思う人が半数超え|香害|天然由来か合成かの問題ではない” の続きを読む