心身ともに健康に

【香害】国の対策は?緊急院内集会2018年5月22日|衆議院第一議員会館

ここ数年の消臭・除菌・香りブームにより、社会問題化しつつある〝香害〟という問題。

未だに「香りで体調不良になるはずないだろう」とイメージだけで根性論を持ち出されるような場面もあるようですが、この問題は〝香り〟という感覚だけの問題ではなく、規制されない揮発性有機化合物(VOC)による健康被害です。特定の人だけに一時的に起こる問題ではなく、いつ誰に発症し慢性期的な経過を辿るか分からない深刻な健康問題です。

これまで日本では多くの薬害や建設資材による健康被害、大気汚染や工場排水などの公害を経験してきましたが、その公害の歴史から何も学ぶことができていません。

新たな健康被害が広まりつつある中、やっとのことで各省庁の代表の方を集め衆議院第一議員会館にて院内集会を開催するところまでこぎつけるに至りました。 “【香害】国の対策は?緊急院内集会2018年5月22日|衆議院第一議員会館” の続きを読む

医療, 心身ともに健康に

化学物質過敏症の患者数が急増;「誰でも発症する可能性のある病気です…」

2018年7月13日、NHK東北の10分ニュースにて〝香りで苦しむ「化学物質過敏症」〟というタイトルで報道がありました。

全国放送では、NHKですら企業側に配慮した番組編成となることが多々あり、地方局の方が患者の現状に向き合った充実した内容になることはありません。

全国放送では、触れることが難しい内容なのかもしれませんが、今回の報道された推計患者数に驚愕した方も多いと思われます。

NHK 東北 NEWS WEB〔香りで苦しむ「化学物質過敏症」:https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180713… “化学物質過敏症の患者数が急増;「誰でも発症する可能性のある病気です…」” の続きを読む

心身ともに健康に

ペットと「香害」|愛犬・愛猫家を怒らせた大手出版社

7月はじめ、愛犬家・愛猫家の情報雑誌が登録会員のもとに届きました。≪2018年8月号≫

その雑誌とともにサンプル品も一緒に同梱されていたのですが、そのサンプルの1つ「消臭ビーズ」の臭いが本誌や振込用紙にまで移っているという悲痛な叫びが各地から聞こえて参りました。

そもそも、愛犬家・愛猫家はペットを家族同然に大切にして、無香料の生活を心掛け、洗剤などにも注意したり、食事にも気を使ってる方も多くいらっしゃいます。

そんな購読会員として登録している方々の元に、とても強烈な臭いの洗濯用品を届けるというのは専門情報誌として失格なのではないか、とさえ思いました。

サンプル品とはいえ、その商品とタイアップした雑誌の内容もあり、非常に信憑性にかける内容に愛ペット家達は怒りをあらわにさせる方もいらっしゃいました。 “ペットと「香害」|愛犬・愛猫家を怒らせた大手出版社” の続きを読む

心身ともに健康に

臭気判定士と「香害」≪消臭・除菌ビジネス≫に注意!警鐘広告から~香りビジネスの次の戦略~

2018年6月5日、新聞の一面を存在感のある広告で問題提起し、社会的に大きな賛同を得たことはまだ記憶に新しい…

この広告が消費者間で広まり、当日のテレビCMから一変しました。

そして、広告掲載から1か月、新たな商品戦略も垣間見えてきました。

社会問題に一石を投じた≪その名は「香害」≫

シャボン玉石けんのホームページ:https://www.shabon.com/kougai/☜に詳細な記載があります。

この毒々しい広告に、ついつい目が釘付けになった消費者も多いことでしょう…

この広告の賞賛たる理由は、大手企業を敵に回してでも〝消費者の健康を守りたい〟という企業理念を貫いてきた姿勢です。

ホームページ内には、「香り付き洗濯洗剤に関する調査」の結果や、柔軟剤や洗剤による健康被害の事例集もあります。

そして、リンク一覧には、患者団体・大学病院も並び、厚生労働省やその他の地方自治体まで名を連ねていることにより、説得力を増していることが伺えます。 “臭気判定士と「香害」≪消臭・除菌ビジネス≫に注意!警鐘広告から~香りビジネスの次の戦略~” の続きを読む

心身ともに健康に

「香料アレルギー」香りの強さの問題ではない|天然香料と合成香料|香害

「香り」と聞くと、割とポジティブな印象を受けやすい日本…良いイメージを連想させることが多いのではないでしょうか。

「良い匂い」を「香り」と表現し、逆に「悪い匂い」の場合は「臭い」の字を当てることが多いですよね。

昨今、「香り」をエチケットとして身にまとう企業戦略にのせられ、香り付き製品が日常生活に溢れています。

よって「香り」という商品名の付いたものは、嫌がられるはずはない・・・と思い込みがちです。

もともとフレグランス文化も未熟で、規制もない日本で、様々な健康被害を訴える方々が急増しているのはもうご存知のはず。

しかし、まだ根本的な理解を得られていない〝香害問題〟を、香料という点にフォーカスしてみようと思います。

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心身ともに健康に

香害とは|定義について~対処しないとどうなる?正しく知ろう

最近、「香害」という言葉が広がりつつあり、社会問題化しています。

文字から「香り」を連想させ、日本で「香り」には良いイメージしか持たないため、健康被害を訴えても相手が全く取り合わない、それどころか切実の症状を訴えた側が「我慢が足りない」「個人のわがままだ」「逆スメハラだ」とさらに立場を追いやられることさえあるという現状です。

香りによる公害...これを『香害』と呼ぶようになったが、将来的に「化学物質過敏症」患者増加の序章にすぎないと指摘されています。

化学物質過敏症☜」ときくと、化学物質恐怖信仰の方と勘違いされやすいのですが、2009年に日本でも病名登録された紛れもない病気です。〔化学物質過敏症支援センター;http://www.cssc.jp/

 

「香害」を感じ体調に変化を自覚してる方、実はもう 化学物質過敏症予備軍 だと危機感をもちましょう。

また、ご自身は香りを害と思っておらず、好みの香り製品を使っていたとしても突然発症してしまう可能性もあります。

家族や友人、職場の同僚だけでなく、動物にとっても有害なため大切なペットを失くしてしまったという話まであります。 “香害とは|定義について~対処しないとどうなる?正しく知ろう” の続きを読む

医療, 心身ともに健康に

香害病院~ニオイは大事な情報源~

香害病院という言葉聞いたことありますか?ここ数年、香害、スメハラ、柔軟剤マーキング・・・生活の中に溢れる香りに嫌悪感を抱く言葉をよく耳にします。本来香りとは無縁なはずの病院ですが、近ごろ無意識にも芳香性製品の安易な使用が多くなり、体調不良で訪れる患者をさらに苦しめているようです。

急な応援でとある医療機関に赴いたところ、院内に充満する香りに驚きました。患者が家庭より持ち込む香りも一部あるでしょうが、忙しい業務の中で職員がフローラルの香りをまとって院内を小走りに仕事をしています。このとき、香害病院という言葉を思い出し、患者の健康に不都合な結果しかもたらさないと痛感したしました。

医療従事者であれば職務理由上「香水は禁止」は当然のことと認識しているはずですが、香り付き・防臭機能付き商品が氾濫するなかで抵抗感が薄らぎ、次第に院内に持ち込むようになってしまったと考えらます。ヨーロッパなどでは、アロマオイルは単なる癒し雑貨ではなく、医薬品として流通し一部の国では医師、薬剤師のみ精油をブレンド(調剤)・販売(投薬)が認められています。いわば、医療従事者は、揮発性有機物質(香り)によるの影響を甘く考えてはいけない立場にあり、不特定多数の方々に揮発性有機物質を吸引させてはなりません。 “香害病院~ニオイは大事な情報源~” の続きを読む

心身ともに健康に

柔軟剤・洗剤の臭いの落とし方|香り付き&消臭殺菌ブームは迷惑!!|香害|スメハラ|

昨今の香り付きブーム過剰なキレイ好きの影響で、頭痛や喘息など体調を崩したり、味覚・嗅覚が狂ったりするような方々が増えています。何も症状はなくとも香り柔軟剤が好みでなかったり、貧乏くさい臭いが嫌いな方や、赤ちゃんの衣服にも臭い移りしてしまった、いつまでたっても残り香が消えないと違和感を感じてる人も多いと思います。

また、人間は何も感じなくとも動物にとっては解毒できない有機化合物が使われていることもあり、気づかないうちに大切なペットを死なせてしまった、という話もあります。

一度付いた臭いは落ちにくく、衣類やソファーなど捨ててしまおうと考えたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?どうせ捨てるつもりなのであれば、思い切って試してみませんか?

今回は、香料や除菌効果を長持ちさせる香料マイクロカプセルをどう対処すればよいか検証いたしました。メーカーは商品の全ての内容成分を表示していませんが、特許情報をもとに話を進めてまいります。各社同じようでいて、少しずつ微妙に異なるものなので、対処例として参考にしていただけばと思います。 “柔軟剤・洗剤の臭いの落とし方|香り付き&消臭殺菌ブームは迷惑!!|香害|スメハラ|” の続きを読む